文字列の改行を削除したい Replace 関数 VBA

2024-03-26 (Tue) 22:59
​​ 文字列の改行を削除したい 
 【Replace 関数 Access VBA】


1.改行コードがキャリッジ リターンとライン フィードの組み合わせの場合
  Replace(改行されている文字列, vbCrLf, "")
  Replace(改行されている文字列, Chr(13) + Chr(10), "")

2.改行コードがキャリッジ リターンの場合
  Replace(改行されている文字列, vbCr, "")
  Replace(改行されている文字列, Chr(13), "")

3.改行コードがライン フィードの場合
  Replace(改行されている文字列, vbLf, "")
  Replace(改行されている文字列, Chr(10), "")


【注意】
Access2000以下では、使用できません。

 
構文
Replace(リプレイス) 関数

指定された文字列の一部を、別の文字列で指定された回数分で置換した文字列を返します。

 Replace(expression, find, replace[, start[, count[, compare]]])
指定項目 内容
expression 必ず指定します。
置換する文字列を含む文字列式を指定します。
find 必ず指定します。
検索する文字列を指定します。
replace 必ず指定します。
置換する文字列を指定します。
start 省略可能です。
引数expression内の内部文字列の検索開始位置を指定します。
この引数を省略すると、1 が使用されます。
count 省略可能です。
置換する文字列数を指定します。
この引数を省略すると、既定値の-1が使用され、
すべての候補が置換されます。
compare 省略可能です。
文字列式を評価するときに使用する文字列比較のモードを表す数値を指定します。
設定する値については、次の「設定値」を参照してください。

【設定値】 引数compareの設定値は次のとおりです。
定数 内容
vbUseCompareOption -1 Option Compare ステートメントの設定を使用して比較を行います。
vbBinaryCompare 0 バイナリモードで比較を行います。
vbTextCompare 1 テキスト モードで比較を行います。
vbDatabaseCompare 2 Microsoft Accessの場合のみ有効。
データベースに格納されている設定に基づいて比較を行います。

【戻り値】 Replace 関数の戻り値は次のとおりです。
指定項目 内容
expression is zero-length 長さ 0 の文字列 ("")
expression is Null エラー
find is zero-length expression のコピー
replace is zero-length find がすべて削除された expression のコピー
start > Len(expression) 長さ 0 の文字列 ("")
count is 0 expression のコピー

【解説】 引数startを指定した場合、Replace関数は、
      指定された位置から引数expressionの文字列の末尾までを返します。

 
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更新履歴
  2024-03-26 レイアウト見直し
​  2015-01-30 初回作成
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